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殺戮物語 - 「空」 - 惨殺物語 後書き

作中には度々「太陽」という表現が書かれている。

この「太陽」は実際の「太陽」を指すことではないとは判って貰えたと思う。

まぁ要するに「太陽」のように「輝いている人」ということだ。


今回は「空」に関係のあるものを選び、そのものに対するイメージなどを捉えて書いてみた。

まぁ、全部が全部捉えた書き方ではないが、大体判って貰えたと思う。

「雨」は「洗い流す」や「雲」は「流れる」。

まぁ、単純にその「天気」の日にあった出来事も混じっているんだが。


物語を描く上で決めていることは英語は使用しないということだ。

まぁ、漢字で書いて英語読みするところはあるが、英語で書くことはしていない。

なんというか、物語に英語が混じると何となく萎える。

何かのアーティストの歌詞も少しそう思うことがある。

だから、英語で書いたりはしない。

単純に英語が苦手だからというのもあるが。


物語は主観で描いている。

前半は「女」パート。

後半は「男」パート。

必ずしも主役が狂っている訳ではないが、何故だろうか。

女の方が描きやすかった。

自分でもよく判らないが、まぁいいだろう。

とりあえずはどうやって愛の香辛料を加えるかに迷ったな。

後どうやって絡ませるか。

実は女パートが終わった後、今度は男視点(赤い太陽男Ver)で書いてみるという案もあったが、しょぼくなったのでやめた。

ちなみに全ての物語に「嗚呼」が入っているのは何となく。

又、「」内のセリフは全て主役のものではない。


今回はかなりのハイスピードで物語を作った気がする。

普通は1日に1作だが、今回は1日に3作作ったりもした。

さすがに最後のほうはネタに困ったが「雪」と「雲」は1日で作った。

あとはまちまち。


ネタに困ったというのは物語が尽きたのではなく、「空」に関係するものがなくなってきたからだ。

「霧」まで書いた時点で、

「後は「雷」と「雪」くらいか。

他に何かあるか?

「雹?」「霰?」

ダメだ、「雪」と被る。

っていうか「雷」でどう物語を書けと?

あなたは「雷のような人」だ。ハァ?意味不明。

うわー、最後を決める所か、「雷」の時点で危ういわ。

「雪」はまぁどうにかなるだろう。

っていうか10作目のネタがないってどうよ?マジっすか。

Tに「天気」って何がある?と聞いたら「雹」「霰」とか云ってきた。

それはダメだと云うと最終的には「灰」とか云い出した。

そういやどっかの地方では火山灰が降るらしいな。

ネタがなかったらもうそれにしようかな。

あなたがいない世界は全部燃やして「灰」にしてやる!

うーん、ありきたり過ぎる。

あーどうしよ、マジどうしよー。

何かないかなー。

(ふと上を見る)

あ、忘れてた。

「雲」があった。

そうだ、「曇り」で忘れてたけど、「雲」が残ってた。

よし、「太陽」と同じく「空」の主役にも値する「雲」は10作目にぴったりだろう。

これにしよう」

という件(くだり)があった。

まぁ、何とか書き上げれたのだが。

ちなみに「雲」を書き上げたと同時に「シークレットストーリー」を書く気力が失せたのは内緒。


さて、後は続きを読むに書くとしよう。

書いていることは各物語の前書き、大筋の話、読み方の3つだ。

・赤い太陽

抽象的な書き方で、何が何やらという感じだが、主役の「私」は「僕」のことを異常に愛していて、何でも云うことを聞いていたというお話。

この物語に出てくる「太陽」は「輝いている人」、「雨」は「太陽がない状態」。

一発目は「太陽」でいこうと決めていたので、一番歌詞的な書き方になっている気がする。

ちなみに「太陽」は「輝いている」というイメージから描いた。


「私」は「僕」を愛していた。

「僕」は「太陽のような人」に何かしら苦しめられていて、それを「私」にお願いして殺して貰った。

「私」は「晴れの日」でも自由に動けるので、「太陽」が出る「晴れの日」に殺った。

「太陽がない状態」は「雨」であり、その「雨」は血なので、これで「僕」が落ち込むことはない。

「僕」が「私」の前で輝いているのは「雨」の日だけ。

「私」は返り血を浴びた状態(赤色の太陽)で「僕」に気に入られた。

これからも「私」は「僕」に愛されるために、「太陽」を殺し続ける。


読み方ではないが、あくまでこう変換すると判りやすくなる。

>嗚呼...太陽(あの人)が泣き叫んでいる...
>嗚呼...太陽(脳味噌)が雨を降らせている...
>眩しい太陽から赤い雨(血液)が噴出している...

「あの人」は「僕」を苦しめた人。



・誰風

「私」にとっての「風」は「彼女」。

「彼」にとっての「風」は「私」。

これもまた抽象的な書き方で、赤い太陽の派生のような感じだが、赤い太陽の「私」とは別人。

そもそも「空」に同一人物はいない。

「風」は「奪っていく」というイメージから描いた。


「私」は「彼」のことが好きだった。

「彼」は「彼女」と付き合っていた。

その状態が許せなかった「私」は「彼」を奪う。

だが、奪っても「彼」の心には「彼女」がいる。

「彼女」が「彼」の「太陽」だから、「彼女」さえいなければ「私」は「太陽」になれる。

なら「彼女」を殺してしまえばいい。

返り血を浴びた「私」を見て、血だらけの「彼女」を見て、「彼」は涙を流す。

もちろん、悲しさからだが「私」は喜んでいると思い込み、「彼」をこれからも独り占めする。


特に読み方に凝ったところはなし。



・心地いい雨

「雨」というのは2つの意味がある。

「心地いい」と「洗い流す」だ。

ここら辺からは抽象表現を省きだして、普通に書き始めた。

セリフの所は基本的に文字数を合わせてなかったりする。


「私」は「彼」と付き合っていた。

「彼」の愛が大きいもので、「私」を守りたい願望があった。

その願望が強くなり、道行く人から金品を奪う。

金品を奪っている最中に「彼」は気付いた。

「私」を傷付ける可能性のあるもの全てを壊してしまおう。

「彼」は武器(おそらく拳銃)を使い、街の人を皆殺しにした。

皆殺しにした後、「彼」は「私」の元に帰り、してきたことを全て話す。

窓を開けて、その光景を見せ、「私」への愛をアピールする。

「私」は驚き、気を失いそうになるが、降っていた「雨」で正気を保つ。

「彼」の守るに値する「私」でなくなれば「彼」はきっと「私」を殺す。

正気を失わせないために降ってくれる「雨」は「私」にとってとても心地よかった。

「雨」は血溜まりを洗い流し、「彼」は残された死体を洗い流していた。


読み方は以下の通り。

>雨(彼)が私の傍にいる限り...
>私はそれが現実であることを疑わない...
>雨(彼)が私の傍にいる限り...
>私は常に現実で生きなければならない...

死体を洗い流すというか処理する彼を雨に例えたもの。



・曇った心

「曇り」はそのままで「曇った状態」をイメージした。

微妙に文字遊びをしていたりする。

まぁ実際のところ、そこのフレーズは随分前から思い浮かんでいて、丘の上シリーズのMDプレーヤー(書きかけ)で使う予定だった。

だが、ネタに困っていたので躊躇なく頂くことにした。


「私」は幼い頃に何かがあり心が曇っていた。

大人になってからも心は曇ったままだったが、何の変哲もない街角で「彼」と出会う。

「彼」の歌は「私」の心の「曇り」を一瞬にして拭い去った。

そんな「私」を見て「彼」は微笑んで歌を歌い続けた。

「私」は家に帰っても「彼」の歌が頭に思い浮かび、「彼」の歌を口ずさむ。

「彼」の歌をもっと聴きたい。

そう思った「私」は翌日、また街角に向かい、「彼」と出会う。

「私」は彼に話かけ、「彼」の歌が欲しいと素直に云う。

しかし「彼」は楽譜を譲ることはできないという意味で断り、その代わりに何度でも歌うと云う。

だが「私」が欲しいのは楽譜ではなく、「彼」自身の声であり、歌ってもらうただそれだけでは足りなかった。

「私」は「彼」の唇を削ぎ落とす。

「彼」は絶命し、その「彼」の足元には書きかけの楽譜が置かれていた。

その楽譜には「彼」の血液が悲惨しており、それが音符になっていた。

それが「彼」の作った最後の旋律。

「私」はその楽譜に終止線を書く。「彼」の唇で。

そして「私」は「彼」の唇を持ち、その旋律を歌い続ける。


読み方は以下の通り。

>曇った心に光を射すのは彼の作った旋律(メロディ)

>曇った心に光を射すのは赤色の音符記号(オタマジャクシ)又は(ノート)

>その楽譜の終止線(ファイナル)を書くのは彼の唇...

オタマジャクシは半分ギャグで云ってたりする。



・三日月の微笑み

「三日月」は「欠けている」というイメージ。

登場人物は見たら判る通り口裂け女。

ただ、都市伝説の口裂け女とは違い、若干アレンジを加えてある。

最初は口裂け女を出す予定などなかったが、ふと思いつきそのまま付け加えた。

だが、口裂け女に恋人はいないので、最初はいつか恋人に出会うため的なお話だったが、それだとインパクトがなかったので、新たに書き直し、できたのがこの作品。

1作目は「日常に非日常という名の香辛料を加えましょう」とか「意味のないことに意味を求めてしまうのは私の悪い癖」とかいうフレーズがあった。


「私」は満たされない人生を送っていた。

夜空に光る「三日月」はそれを思い知らせる。

「欠けている」あの「三日月」は「私」とそっくりだ。

この「三日月」の欠けたところを埋めるモノはいつ現れるのだろうか。

「私」の後姿に惹かれて声を掛ける「貴方」。

声を掛けられた「私」は嬉しくて思わず笑顔になる。

その口はまるで三日月。

「私」は振り向いて「貴方」の顔を見る。

「私」の顔を見た「貴方」はとても怯えている。

瞳を覗き込むと「三日月」が三つ。

夜空の「三日月」と「私」の口と手に持っている鎌。

その手に持っている「三日月」を「貴方」の口に捻じ込み引き裂く。

これで「三日月」は四つになる。

四つ目の「三日月」はとても綺麗だ。

「貴方」では「私」の人生を満たすことはできない。

いつの日か「私」の人生が満月になるときまで、「私」は「三日月」の微笑みを絶やさない。

手に持っている「三日月」も赤黒く光り続けるのだから。

いつの日か「私」の人生を満月にする人が現れるまで、「私」は幾千の「月」を裂かせる。

その「三日月」を集めたら、いつの日かきっと「私」の人生は「満月」になるから。


読み方というか見方は以下の通り。

>その内の一つ 貴方の月(口)に導かれる

>私の三日月(鎌)で
>幾千の月(口)を
>裂かせてみせましょう...

「月」を口や鎌と変換する人はこの世にはいないだろう。



・かぐや姫の星

「星」のイメージは「瞬き」とか「輝き」。

ちなみにタイトル通り竹取物語のかぐや姫とかけたお話。

竹取物語は作者不明の謎の多い童話だが、姫は付き合いたくない男に無理難題を要求するというところを頂いた。

ちなみにこの世にはかぐや姫症候群という言葉も存在するらしい。
(一見社会に適応しているようで、適応を拒んで引きこもってしまう人のこと)

ここから「男」パートになるわけだが、正直ずっと「女」パートで行くかどうか迷っていたこともある。

「星」のテーマなら「星の王子様」とか作れそうだったし。

まぁ、結局は男パートにしたわけだが。

この話は最初は「人妻」に恋をした「男」のお話だった。

「人妻」には「子供」(娘)がいて、「娘」が「死んだら人はどこへ行くの?」と聞き「母親」が「死んだ人は星になって生きている人を見守ってくれるの」というセリフから始まり、

で、「男」が「母親」を殺し、「男」と「娘」が何かしらで出会う。
(殺害中に会うのではなく、殺害終了後に会う)

「娘」は「男」に「お母さんはどこ?」と聞いて「男」は「お母さんは星になって君のことを見守っているよ」と云う。

そして最後に「娘」を「星」にするかどうかは考えずに没にした。

「星にする」っていう例えは「殺す」ってことでFA。


「僕」は「彼女」と付き合っていた。

「僕」は「彼女」を本当に愛していた。

「彼女」は「僕」を愛してはいなかった。ただ利用していた。

「僕」はそれに気付いていた。

だから「彼女」のお願いは何だって叶えた。

「僕」がそのお願いを叶えたら「彼女」は「僕」のことを本当に愛してくれると思っていた。

ある夜空の日に「彼女」は「僕」に「あの星が欲しい」と告げる。

「僕」はそれが別れの言葉だとは思わなかった。

「僕」はあの「星」を手に入れる方法を探す。この世にそんな方法はないと知りながら。

その「星」を手に入れたら、今度こそ「彼女」は「僕」を愛してくれると思った。

そしてまたある夜空の日。

「彼女」は「星」を探し続ける「僕」に「かぐや姫って知ってる?」と告げる。

かぐや姫とは童話竹取物語のことだ。

かぐや姫とは竹から生まれて、最後は月に帰るお話のことだ。

かぐや姫とは無理難題を押し付けて、付き合いたくないと遠まわしにいう姫のことだ。

「僕」は遂に理解した。

「星が欲しい」とは遠まわしの別れの言葉だった。

だが、「僕」は諦めない。

そして遂に見つける。

あの「星」は手に入れられない。

ならばせめて「彼女」をあの「星」に負けないくらいの光にすればいいんだ。

「彼女」を「星」にするもの(おそらく拳銃)を見つけて、そして最後に夜空へ飛ばそう(撃とう)。

死んだ人間は「星」になる。

この世の誰もが知っていること。

知ってる?

あの大きく輝いている「星」の名前は「かぐや姫の星」。


読み方に凝ったところはなし。



・霧裂き××××

「霧」は「覆い隠す」というイメージ。

「霧」のお話を考えている時にふと「切り裂きジャック」を思い出して、「霧裂き」にするという誤変換を思いついた。

ジャックのところを××××にしているのは2つの意味がある。

1、ジャックという名前をつけたくなかった。

2、本物の切り裂きジャックか?

ということだ。

このお話を書くにあたって、切り裂きジャックを調べてみたが、不可解な点が多く迷宮入りになってる。

判っているのは、

1、売春婦を狙う。

2、医師の技術がある。

3、左利き。

4、残虐な性格。

5、etc

何故に売春婦を狙うのかはぶっちゃけ知らんが、このお話では「母親」が売春婦だったという設定にした。

この頃のロンドンは貧困に苦しむ人が多く、「女」は体を売ったほうが金儲けが容易だったらしい。

「母親」を出したのは、確か名探偵コナンの映画で「母親」がどうのこうの云っていた気がするから。

ちなみにこのお話だけ異性の愛ではなく、「母親」の愛のお話になっている。

にしても「女」パートに出てた口裂け女も、この「霧」裂きも、切り裂いてばっかりだな。

この話だけでも3人は切り裂かれてるし。


「男」は体を売り物にする「女」を憎んでいた。

その醜い「女」が自分を捨てた「母親」と被るから。

その「母親」の面影を断ち切るために、「男」は「女」を解剖する。

「男」には医者としての技術があった。

「人間」の体を解剖する手順も熟知している。

だから例え「霧」が通路を覆い隠しても作業することはできる。

「男」はその「霧」さえも切り裂いてしまうのだから。

「男」を止める唯一の「女性」(母親)はこの世にはいない。

「男」の「母親」は、「男」が幼き頃、「男」を捨てた。

「男」に「父親」はいない。

「母親」の仕事でできてしまった望まれぬ「子供」だからだ。

しかし「母親」は「子供」(男)を育てた。

「子供」は仕事をする「母親」を遠くから見つめて、仕事が終わるの待っていた。

ある日、「母親」が「子供」にお別れの言葉を云う。

それは捨てるという表現が一番近い言葉で、「子供」は深く傷ついた。

「子供」が去った後、「母親」は1人の「男」に近付く。

「男」は刃物を持っていた。

「母親」は「男」に殺されるのを判っていた。

だから「子供」を捨てた。

「子供」が走り去った姿を見ていた「男」は「子供を殺してやる」と云うが、「母親」はこう云う。

「どうか...子供だけは助けて...」

それが最期の言葉だった。

翌日、「子供」は「母親」が死んだことに気付く。

「母親」は喉を切り裂かれて死んでいた。

しかし「子供」は悲しまなかった。

自分を捨てた「母親」を深く恨んでいたからだ。

「母親」はきっと命乞いの数々を云いながら、死んでいったのだろう。

涙など一滴も出ない。

何故ならこの殺人鬼にお礼を云いたいくらいだからだ。

そして「子供」は「大人」になる。

「大人」になった「男」は医者の技術を身につけて、「母親」への恨みを晴らすために「女」を解剖し続ける。

「母親」の最期の言葉を知らずに。


読み方は以下の通り。

>人の体は容易く解剖(バラ)すことができる

なんでバラすにしたのかは覚えていない。



・それは雷の日

「雷」のイメージは「貫く」。

「雷」は最初に書いた通り、かなり悩んだ。

とりあえず初期の情景としては、「雷」が落ちた時の閃光で、刃物が光り、殺される。

そんなありきたりのことしか考えていなかった。

が、どこからか運命の赤い糸という言葉が思いつき、それを入れたら何となくイメージができた。

そういえば物語を作るときはそういう感じで作ることが多い気がする。


「男」には「恋人」がいた。

「恋人」は何かしらの理由で死んでしまった。

それに悲しんだ「男」は荒れた生活を送る。

毎日変わる「女」。

一夜限りの関係。

そんな「女」にいつも口説き文句を云いながら、「男」の心にはいつも虚しさが込み上げている。

朝起きての挨拶は「さようなら」(お仕事終了)。

夜寝る時の挨拶は「こんにちは」(お仕事開始)。

高い金を出してまで、「男」はこんな生活を続ける。

「男」の運命の赤い糸はもう既に切れてしまっていた。

ある日、男はいつものように「女」を買う。

そしてお決まりの口説き文句を云うと、「女」は「男」に本当に惚れてしまった。

しかし、「男」は「女」を「他の女」と同じような目でしか見ていなかった。

「男」が欲しかったのは「代わりの女」だから。

運命の赤い糸は誰にも繋がっていないから。

そして、ある雷の日。

「女」は「男」に刃物を持って迫る。

「女」の煮えたぎった愛情は既に限界を超えていた。

「運命の赤い糸が見えないの...?」

「女」が迫りながら問いかける。

「男」はそんなものは現実には見えないと云う。

「なら...これで見えるようにしてあげる...」

「雷」が閃き、刃物が瞬く。

その瞬間、「男」の小指に刃物が突き落とされる。

そして、「女」は自分の小指にも刃物を突き落とす。

「男」と「女」、双方の小指が飛び、「女」は無くなった小指の付け根を合わせてこう告げる。

「ほら...これで私達は繋がった...」

「男」は悲鳴を上げるが、時既に遅し。

「女」は「男」を殺した。

「女」は「男」の死体でこれからも夜を過ごし続ける。

「女」が求めていたのは「男」ではなく、「男自身」だったから。


読み方は以下の通り。

>栗色の髪に悪魔的(キュート)な微笑み

あと、「小指に雷」というのは「小指に刃物を突き立てた」という例え。



・雪の天使

「雪」は「溶ける」というイメージ。っていうかそのまんま。

英語にすると「SnowAngel」。なんか無駄に綺麗。

この話は結構、表現に凝ったところがあって、「彼女」の正体はなに?という終わり方にしてある。

大抵の人が死神だと思っているようだが、そういう捉え方も可にできるように書いているので問題はない。


「僕」は病にかかり、病室で寝るだけの毎日を送っていた。

ナース達が笑顔で治療をするが、それは全て愛想笑い。

そんなものが白衣の天使なのかと「僕」は思った。

ただ生きているだけの毎日に何の意味があるのか。

「僕」が生きる意味は何処にあるのか。

窓から「雪」を見る度にそんなことを考える。

しかし、その「雪」の景色に「彼女」がいた。

「彼女」は黒い服を着ていて、「僕」の病室を訪れた。

「どうして泣いているの?」

実際に涙を流しているわけではない。

「僕」の心がそれほど弱まっているということだ。

それに気付いた「彼女」は本当に天使か?

「彼女」に「僕」が生きる意味を問いかける。

「ただ生きているだけで意味があるんだよ」

「彼女」のその言葉に「僕」は希望を持てた。

次第に「僕」は「彼女」のことが好きになる。

この心に「彼女」さえ居てくれれば生きていられる。

そう思っていた。

しかし、そんな時、「彼女」が告げた。

「時間切れ...」

視界が暗転し、ナースと医者が部屋を訪れる。

そして「僕」を急いで、手術室に入れる。

薄れゆく意識の中、「彼女」の声だけが頭に響いた。

「雪はいつか溶けてしまう...」

「雪はもうすぐ死んでしまう...」

「僕」の涙に気付いた「彼女」は本当に天使か?


読み方というか解説を。

「彼女」が「死神」だとしたら、

>黒い服を着た彼女が部屋を訪れる

>「時間切れ...」
>雪の天使が泣いている...

>「雪はいつか溶けてしまう...」
>そこに在るのは小さな花...(「僕」の命の灯火)」
>「雪はもうすぐ死んでしまう...」
>咲き乱れるのは大きな花... (「彼女」が鎌を振る様)

という感じでマッチする。

「彼女」は実は「天使」じゃなくて、「優しい死神」だったオチだ。

だが、あと1つ考え方がある。

それは「彼女」が「病気自身」つまり「腫瘍」という考え方。

「彼女」が「腫瘍」だとしたら、

>黒い服を着た彼女が部屋を訪れる

>「生きているだけで意味があるんだよ」 (「腫瘍」は「宿主」が死ねば生きていられない)」

>雪のようにただ真っ白な心に
>彼女という花を小さく咲かせたい...

>僕の真っ白な心に彼女が居ればそれでいい...
>小さな花が咲いてくれればそれでいい...
>他には何も望まない...

>「時間切れ...」 (「腫瘍」には「宿主」の寿命が判った、又、それと同じように自分が死ぬことも判った)
>雪の天使が泣いている...

「雪はいつか溶けてしまう...」
そこに在るのは小さな花... (手向けの花)
「雪(私)はもうすぐ死んでしまう...」
咲き乱れるのは大きな花... (「僕」が手術で切開した腹)

という風になる。

えらく、「彼女」の見方が変わっただろう。

「死神」だと優しい性格で、泣いたのは命を奪うのが仕事だから的な感じ。

「腫瘍」だと自分本位な性格で、泣いたのは自分が死んでしまうから的な感じ。

こうも見方が変わるとは自分でも思わなかった。



・二つの雲

「雲」は「流れる」というイメージ。

この話では再度、「太陽」という表現が出ている。

「雲」は「太陽」で隠れてしまうので、イメージをし易いように入れてみた。

ちなみに最初は「雲」は一つで、「彼女」が「太陽」から「雲」になることはなかった。

書いている途中で、内容が変わるのはよくあることだ。

変わる前は「彼女と付き合うのはまるで雲を掴むような話だ」っていう感じだったし。

それに歌みたいな箇所はなかったしな。


「僕」は消極的な性格。

「彼女」は積極的な性格。

「僕」は「彼女」を愛していた。

だが、「僕」のような存在が「彼女」と結ばれる訳がない。

「彼女」は「太陽」のような人で、「僕」はさながら「暗雲」だ。

「僕」では「彼女」の美しさを隠してしまう。

なら「僕」はこの世界に居るべきではない。

この世界から消えよう。

「僕」は世界から消えることを決意する。

しかし、「彼女」への愛は消すことは出来なかった。

1人で消えると決めたのに、「彼女」の手を取り何処へ行く。

「彼女」は受動的で、まだ状況が把握できていない。

「僕」は活動的で、「彼女」への愛は抑えられない。

「僕」は「彼女」を抱きしめる。

「彼女」は「闇雲」に抵抗する。

抵抗された「僕」は「彼女」に拳を振るう。

「闇雲」に泣き叫ぶ様は「太陽」じゃない。

けれどその姿はとても「僕」と似ている。

「許して下さい...」

「彼女」の命乞いが始まる。

「誰か助けて...」

「彼女」が隙を突いて逃げるが、「僕」はすぐに「彼女」を捕まえる。

「僕」から離れるつもりなら、殺してしまおう。

「彼女」を殴り殺す「僕」。

そして、殺した後、気付く。

「僕」は結局何がしたかったんだ?

「僕」の大切な人は「彼女」。

「僕」の大切な人は「太陽」。

別の「太陽」を探しに行こう。


読み方は以下の通り。

>彼女は積極的(ポジティブ)
>誰からも愛されて笑顔を絶やさない
>僕は消極的 (ネガティブ)
>誰からも愛されず笑顔すら見せない

>彼女は受動的(パッシブ)
>僕に手を取られ流されるまま
>僕は活動的 (アクティブ)
>彼女の手を取り走り続ける

>僕は衝動的(インパルシブ)

別に英語にする必要はないんだが何となく。

>そして 太陽を完全に覆い隠す
>しかし 太陽は闇雲に抵抗する

これは「僕」が「彼女」を襲おうとしたという例え。





以上、10作。

そんな感じで作ったので、イメージだけでも伝われば幸い。

ちなみに、「空」の表紙を反転したら、ちょっとした言葉が見えるようにしてある。

まぁ、大したものじゃあないが。


次は何を書こうか。

「空」の前は「武器」とか考えていた時期もあった。

ナイフ、銃、斧、鉈、刀、バット、剣、鉄パイプ…etc

どうにもドロドロになりそうで辞めたが、書くとしたら何作かは戦争っぽいお話が出来てしまう気がする。

まぁ、しばらくは書かないだろう。

やりたいことはいっぱいあるから。

それにしばらく物語は思い浮かびそうにない。


とりあえず、予告通り10作を書き上げることができたので満足。

出来栄えは微妙かもしれないが、やればできるものだと実感することができた。

物語創作意欲が湧き上がれば、またやってみたい。


(この後書きは物語の後書きなので、物語カテゴリーに入れておきます)

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