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今だから云えること。

kei「お前の心をキャトルミューティレーション☆」

弟「………」

kei「つまりお前を骨抜きってことだな。まぁキャトル(略)は肉抜きだけどね!HAHAHAHA」

弟「……死ねばいいのに」

…ど、どうもkeiです。

あれ?眼から汗が。



それは高校生活最後の年に遡る。

つまりオレは3年生。

高校生ライフを満喫する最後の年なわけだ。

ちなみに部活は文芸部だった。

っていうか部長だった。



・部活動初日。

オレは実は、部活動で過ごす日々を少しだけ楽しみにしていた。

部紹介をシンリ君(♂・唯一の2年)に任せたのは心配だが、きっと4、5人は入ってくれるだろう。

男も2、3人くらいはいてくれるといいな。

女も3、4人くらいはいてくれるといいな。

そんで男は企画モノの楽しさを教えて、オレの支配下というか部下にしよう。フハハハ。

女は部活動の華になってもらおう。つまりオレの暇を潰すオアシスになれ。フハハハ。

よし、ここは最初が肝心だ。

去年、オレが入部した時は既に年上がいて、入り難いオーラを醸し出していたが、そんなアホな年上はもういない。

ここではオレがルール。

なぜならオレは部長だから。

フハハハ。職権乱用。

とりあえずは誰よりも先に図書室に行こう。

そんで後輩を待つ。

で、後輩は緊張しながら入ってくるだろうから、ここは超フレンドリーに接して、適当に座らせる。

「あ?入部希望?座って座って」とお約束なセリフを云うことも期待しつつ。

そんで、オレの印象を超よくしといて、後は適当に顧問を騙して、仲良く暇を潰す部活にしよう。

うん、完璧だ。

オレは図書室の戸を開けた。

そして開けた途端、絶句する。

え?何この靴の多さ。

しまった、出遅れた。

迎え入れる所か迎え入れられてしまった。

だが、まだ大丈夫。

図書室にはオレと宮とDの年上の男が今、来たとこ。

つまり話し難い年上は図書室にはいなかったということだ。

ってことは勝手に輪を作って、雑談でもしてるだろう。

よし、とっとと部活を始めようではないか。

そして、オレは図書室の奥に入った。

すると、輪を作って雑談をする所か、誰が指示したわけでもないのに、こちらを凝視するかのように、一列に座った一年生(女)の群れが、オレ達を見てくるのだった。




ふーーー。











ここまでオレの部活ライフを叩き潰すとはいい度胸だ。

やるね。マジやってくれるじゃん。

オレの理想は最悪、一つのテーブルに輪になって集まり、部活の説明をするはずだった。

しかし、この一年生の群れは、オレの意向などおかまいなしに、オレの正面方向に横一列で座っている。

気分は結婚式のスピーチを任された上司だ。

マジやんだね。

オレはその後、顧問が来るのを待ち、ようやく説明を始めた。


オレの理想の説明。

「文芸部っていうのはとりあえず文化祭に出す文集用に絵やら文やらを集める部活で(略)」

オレの実際の説明。

「活動内容は基本的に文化祭に出す文集の製作です」


やってらんねぇ。

その後の自己紹介も適当にやった。

シンリ君が場をややこしくしたが適当にスルーして、説明を終えた。

あーあ、もう絶対無理。

オレこの子たちと仲良くなれる確立が微塵も感じられない。

見た瞬間敵意を感じたね。

最初のイメージがよければ、昔のように毎日集まって、ただワイワイ云って終わる部活に戻したかったけど、もういいや。

名前なんてひとっつも覚えてないし。アハハ。

さぁーて、どうしよっかなー。

とりあえず適当にいるだけの人って位置にいるとするかねー。

なんか顧問がいきなり、新聞を作るとか意気込んでるし。

そんなのは勝手にやってくれ。

オレはもうやんだ。

っていうか正直、新聞作るなんて初耳だぞ。

まぁ、どうせ3年だし、すぐ消えるものが新しいことに取り組むのもなんか面倒だな。

よし、新聞はノータッチでいいや。

どっちみちテスト多くてやってらんないだろうし。

理想とは違ったが、ここで部長の特権を利用するとしよう。

「3年は基本的に新聞はノータッチなんですよー」



・文集印刷開始。

基本的に部活に参加しないまま、半年が経ち、ようやく文集製作が始まった。

といってもとりあえず印刷するだけだが。

オレとDと宮は印刷室で印刷を始めた。

戸惑う所はあったが、すぐに慣れた。

で、順調に何十ページも印刷していると1年生が来た。

文集用のイラストを持ってきたらしい。

ほういい度胸だ。

仕事を増やすとはやってくれる。

まぁ、ノルマは決まってるから増える仕事は知ったこっちゃないが。

っていうかそこの1年生。

前髪長くて羨ましいぞ。畜生。

その前髪の長い1年生(横)は顧問にイラストを提出して帰った。

さて、一体何の絵が増えたのだろうか。

おー、いっぱいあるじゃないか。

ほう、漫画まで。

………プッ(笑

「ちょ、この漫画面白いぞ」

オレは宮とDに漫画を見せていた。

で、オレと宮とDはノルマを楽に越えて、プラス20ページくらい印刷作業をしていた。



・次の日。

オレは部長だ。

ボスだ。

今日は1年生が印刷を始める日だ。

しかし、1年生に印刷機が扱えるのだろうか。

顧問は機械オンチだから正直期待できない。

しょうがない。

一応行ってみるか。

行くと、昨日の前髪の長い子(横)といつだったかにファフナーという単語に食いついた子(川)がいた。

で、オレが印刷機に近付こうとした。

まさにその時。


「こんにちは」


ちょ、挨拶!?

ありえねぇ。

今の今まで接点もなく、っていうか昨日も挨拶なく、過ごしてきたのに。

何の気まぐれだ。

オレはとりあえず挨拶を返した。

「こんにちは」

ふむ、挨拶をしてきたということは少なからず敵意はないのだろう。

オレは二人の会話に入ってみた。

するとどうだろう。

この二人はまぁフレンドリーだ。

一般的会話にも付いてきてくれる。

とりあえず印刷機の音が「そーりゃそーりゃ」には聞こえないが、とりあえずは親睦を深めた(はずだ)。

この二人はオレの名前を間違えて覚えていたが。



・図書室で文集作り。

印刷は難なく終わったようだ。

後は、その印刷したページを本にすれば文集は完成する。

オレはやる気ない二人の男を引き連れて、図書室に向かった。

すると、なにやら見たことのない奴(武)がイスに座って偉そうなことを云っている。

しかも一番楽な仕事をしながら「キリキリ働けー」的なことを云っている。

おい、ちょっと待て。

オレはずっとあることを云いたかった。



「そこはオレの席だ」



いや、席というよりはスタンスだが。

立場的にそういう発言をしたいのは部長の夢と希望とほんの少しの過信であり、それは元来受け継がれてきた部長という名の役職が一般会社員をこき使うためのいわば特権であり、その特権を行使して、部長は一般社員をこき使えるわけだ。

デタラメだが。

オレはとりあえず云いたいことを喉の奥に封じ込めて、とりあえず作業を始めた。

武の作業の次に楽そうな作業をね。

ちなみに喉の奥に封じ込めた理由は、武にツッコミを入れて「何コイツ」的な感じに思われるのが怖かったため。



・特典閲覧。

今回の文集には顧問を騙くらかして利用して特典をつけた。

フロッピーディスクに特別企画やらギャグものの物語をふんだんに散りばめた。

で、それを文集に挟んでいると、ハスキーボイスな声の1年生(問)が「それなんですか?」と聞いてきたのだ。

内容を説明すると、その近くにいた川と誰かが食いつき、それをお披露目することにした。

PC室に移動して、さっそくフロッピーの中身を閲覧する。

3人は爆笑していた。

ここら辺で結構、好感度を上げれた気がした。



・文化祭

文化祭ではオレ一人だけ走り回って、文集を売っていた。

やれやれだ。

で、ひと段落終えて、売り場にいる1年生のところに腰を下ろした。

ここら辺でちょくちょくと話し出せたのは少し奇跡に近い気がするが、その奇跡をいとも容易く打ち砕く女がいた。

武だ。

今時、珍しいくらいの人なつっこさ。

初対面に近い人間にジュース奢れ。

なんだこの猛者。

文集もほっといたら売ってくれてるし。

すごいな。

武の活躍もあり、文集は完売した。

文化祭後は体育館付近で、売り上げをどうするか話していたと思う。

話し合いができるほどになるとは夢にも思わなかった。



・勘違い。

文化祭も終わり、ひと段落した。

なので、ちょっと1年生をプライベートで誘ってみた。

呼んだのは横と川の2人だけだが、この2人からはすごく面白い空気を感じる。

とりあえず、2人がどんな人なのかを見極めることにした。


待ち合わせ場所には川が先に来た。

(横は用事があって遅れた)

色々話して判ったが、この子はいじられキャラだな。

天然なことを云うが、愉快な人材だ。

そして数十分後に横が来た。

云っていた通りの服装だったが、ちょっとびびったことがある。

横はポケットから銀色のものを取り出し、それを開いたのだ。

オレは最初、灰皿かと思っていた。

え?タバコ吸う人?

マジっすか。

見た目とは裏腹になんて子だ。

しかもガム食ってるし。

完璧だよ、うわー。

と思っていたら、その灰皿を何故か指でピコピコし始めた。

それは灰皿じゃなくて、携帯だった。

勘違いですか。そうですか。

云わなくてよかったーと思いながら、とりあえず2人と話した。

川は話しやすいが、横の心の壁っぷりったらそれはそれは凄まじいものだった。

ATフィールドかッ。

川という人物は掴めて来たが、横という人物はほとんどよく判らなかった。



・打ち上げ

文化祭の打ち上げをすることにした。

メニューは焼肉。昼に。

日時は何度か変更があったものの遂に打ち上げは決行された。

来たメンバーはオレ、D、宮、横、川、武、問、誰か、Oの9人だ。

何故、Oがいるのか?

それは実はOは影の文芸部員だったからだ。

最初の時点では敢えて書いていないが、Oは文芸部最初の部活に図書室にいたのだ。

文芸部全員が自己紹介を終えた後、オレが

「で、あそこにいるのが…」

「え?wwOですwwww」

とかふった覚えがある。

つまり、Oは文芸部なのだ。影の。

ともかく、打ち上げは影の伏兵も入れて行われた。

(1年生は10人くらいいるのに、5人しか来ていないという時点で禍々しいものを感じる)


オレの想像通り、武が指揮を執って、「乾杯やりましょう」とかって勧めてきた。

で、適当に乾杯して、焼肉やらなんやらを食った。

そして、オレが席を立ったら、武はオレの席を奪ってやがった。ついでに携帯も。

オレは1人1年生の中に放り込まれ、適当に話をするしかなかった。

だが、話すネタがない。

とりあえず「から揚げ食べろー」とか云ってただけのような気がする。

武はそれを見て「部長慣れるの早ッ」とか云ってる。どこかだ。

ちなみに武のほうはというと、男の中で早くも指揮を捕り、オレにイタズラする計画を立てていた。

から揚げを炭にして、keiスペシャルとか。

なんか色んなもの食べさせようとしたりとか。

あれは一生忘れません。


時間になり、ほとんど解散した。

オレは横と武と一緒にジャスコへ向かう。

この時、オレはかなり動揺していた。

やっべえええええええ。

どうしようどうしよう。

付いてきてみたはいいものの、話のネタがねええええええええ。

まぁ、武はほっといても勝手に話してくれるだろうけど、横はどうだ?

絶対話してなんかくれねぇ。

いや、武にしたって、話した時間が24時間も経っていないんだから、よく判らないといえば判らないんだ。

うっわ、勢いで来たけど、どうしよwww


店内に入ると、武はやたらとオレをいじってきた。

必要以上に人をいじるという行為は間がもたないか、スキンシップのとり方が判らない場合が多い。

なるほど、間が持たなかったか。

それともただいじりたいだけか。

何か帽子をやたらと被せてきた。

武はずっと笑ってた。

あぁ、いかんいかん、横が何か一歩引いた位置にいるじゃないか。

ここは横をいじるべきだろう。

オレと武はペイントでお絵かきしている横の後ろからこっそりいなくなり、お絵かきしている横を暖かく見守った。

横が描き終えたらしく、後ろを振り向いた。

しかし、誰もいないことに気付き、辺りをキョロキョロしだした。

あぁ、しかも別の方向に突き進んでる。

このままじゃあはぐれかねない。

オレと武は横の前に姿を現した。

武に「バカ」とか云ってた。

主犯はオレだが。

(後日談になるが、どうやらはぐれる系のことが苦手?らしい。正直スマンカッタ)

で、横がお絵かきしていたPCを見ると、そこに描かれていたのはなんかの生首だった。

末恐ろしい子だ。

あと、横には磁石か何かが埋め込まれているらしく、カートによくぶつかりそうになっていた。



・その後

後はコツコツと地道に部活やらメールやらである程度の親睦は深めた。

部活に出ても、オレとまともに話ができるのは4人だけだった。

まぁそれでも貴重な経験ができた気がする。

ハーレムとか云われてたしな。


最初の出会い頭で挫けなければ、ちゃんと部活に参加していたと思う。

印刷室で挨拶されなければ、一生1年生とは話してなかったと思う。

もう少し時間があれば、武とも仲良くなれた気がする。

とりあえずは色々なことがあったりなかったりで、今の状況があるのだろう。




今は1年生は2年生になっている。

新しい部員も増え、また文集を製作しているらしい。

一体、どんな部員がいるのだろう。

近々見に行ってみるか。


以上、文芸部について。

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