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悪い癖。

 屋上に向かった。

体調はまだ優れない。

屋上に着くまでに、息が切れた。

kei「(屋上に行くのってこんなにしんどかったっけ?)」

と、まるで何かの主人公のように思った。


 息も切れ切れ屋上に着くと、鞄を探せば見える位置に放置した。

そして、オレは出入り口の屋根の部分に身を隠すとする。

彼女はきっとオレを探して、キョロキョロするだろう。

 オレはそんな子供染みたことを考えながら、パイプのようなところに足をひっかけ、屋上のさらに屋上へ上がった。

登り終えて、腰を下ろす。

全てを見下ろせて気持ちがよかった。

体力も徐々に回復していく。

 ふと、視線を横にずらした。

この場所には手すりがない。

丁度良く高さが足りなくなっている。

高所恐怖症でないオレでも手すりのない部分に近付くことはできないが、この団地の屋上の手すりの意味のなさを理解した。

 さらに視線をずらす。

オレがいるところに視線を這わせると、何故かナイフとシャボン玉の容器と布が転がっていた。

ナイフはサバイバーなものじゃなく、フォークとセットのようなやつだ。

シャボン玉は云うまでもないが、布は確かめてないのでよく分からない。

 何故、ここにこんなものがあるのかは思考の無駄なので考えないようにし、オレは町の光を見つめながら彼女を待つとする。

町の光が綺麗でしょうがない。

前に見た向こうの団地の謎の点滅も休むことなく続けられていた。


 物音がした。

彼女が来たらしい。

手荷物を置く音が聞こえる。

 オレは頭の中で何をしようか考えた。

・彼女が出た瞬間、頭上から参上。

・彼女がオレを探し、鞄はあるのに姿が見えないことを不審に思いながら、どんな行動をするか観察。

・彼女が気付くのを待つ。

2番目は嫌われそうなのでやめた。

1番目は足が痛くなりそうなのでやめた。

消去法で3番目にする。


 彼女が屋上に姿を現した。

 死角にあるオレの鞄を発見する。

そして彼女は出入り口の裏に移動した。

出入り口の裏にいると思われるオレを探している彼女がなんとも微笑ましい。

まぁ、当然ながらオレはそこにはいないのだが。

 目で確認し、彼女は出入り口に戻ってきた。

きっと「どこにいるのだろう?」と思っているに違いない。

オレは彼女が早急に気付くことを祈って、解けかけていた靴紐を結び直した。


 彼女はオレに気付いた。

笑っている。

そしてオレはそんな彼女を見て、さも当然のように云ってのけた。

「誰をお探しで?」

自分で云って自分で引いた。

 彼女は笑っていたのでオレは道化師になるとしよう。

とりあえずオレは飛び降りた。

やはり1はやらなくて正解だった。

痛い。

2をやったほうが面白かったかもしれない。


 オレがいつものように彼女を押すと彼女はオレに仕返しすべく、追っかけてきた。

オレは手すりの近くに移動し、「ここなら来れない」と確信する。

彼女も近付けないようだった。

内心「勝った」と思いながらも、彼女が何かをぶん投げてきそうなので、暖かいジュースを渡し話を逸らせた。


 ジュースを渡した後、寒いので出入り口の中で話しをした。

オレは学校のことを話した。

「オレの嫌いな連中はオレのことを馴れ馴れしく○○(ニックネーム)で呼ぶ。その名前は好きじゃない」

そう云った。

それなのに彼女はオレをその名前で呼んだ(それも最後に♪がつく感じで

 オレは冷えた手で彼女の首根っこを掴んでおいた。

悲鳴が聞こえたが気にしないことにした。

(その名前が死ぬほどイヤなわけじゃなく、嫌いな連中が勝手に呼ぶので嫌悪感がある)


 心理テストをした。

「ピンクの子ブタを見て貴方はどう思いますか?」

彼女は「丸い」と云った。

この心理テストは周りが自分をどう見ているかのが分かるらしい。

ま、丸い?

何が丸いのだろう。

彼女を丸いと思ったことは一度もないのだが。

ちなみにオレの結果は「かわいい」だった。

泣いた。


 メールで分かる性格診断の話をした。

彼女に「教えて」と云われたが「秘密」だと答えた。

無言で見てくるので「ゴメンナサイ」と云い、覚えている限りを話した。

 後はこんなメールがムカツクというのを話した。

・メールを自分から送ってきといて、返さない。

・自己完結。

・次の日、学校で返事。

結構、ムカツクものだと思った。


 昔、テンショウに云われたことを彼女に云った。

「誰かをからかうとき、目が輝いて、他人の不幸は蜜の味みたいな顔をしとると云われたことがある」

彼女が「あぁあぁ」と云ってきたので、首根っこを掴もうと思うが我慢する。

そして彼女は、

「いなくてもニマニマニコニコしとるのが想像できる」

と云った。

反論できないので、手はポケットに閉まった。


 何故かは忘れたが、彼女が無言でこちらを見てきた。

下を向き、腕を枕にするかのようにして、視線を逸らせ、選択肢を出す。

「A・B・C。A目潰し。B頬っぺたつまむ。C首根っこ掴む」

彼女は云った。

「E。。」

オレは云った。

「へぇ~全部かぁ」

彼女は(少しだけ)逃げ出した。

笑えた。


 男は単純だと彼女に云った。

デスノートの月が「女はチョロイな」的な発言をしているが、実際、男のほうがチョロイと思う。

男なんてのはそこそこ仲がよいものに、服の袖の端っこ掴まれたり、手握られたり、ずっと笑顔でいてくれたり、抱きしめられたりでもしたら8割落ちる。

女に餓えたものなどは100%落ちるな。

でも、女はそうはいかない。

ヘタに抱きしめでもしたらセクハラで訴えられかねん。

だからオレは男の方がチョロイと思うわけだ。

それに女性の深層心理ほど訳の分からないものはないと思う。

お互いに好きだと思ってキスしたら叩かれたと云うのもよく聞く話だしな。


 時間になり、帰宅することにする。

彼女はやはりフラフラしているが、大丈夫だろう。

オレは彼女と別れた。

今はオレの方がやばいかもしれない。

立ち漕ぎをしているのに、スピードが出ない。

何かフラフラする。

でも、大丈夫だ。

熱じゃない。

ぜんそくでしんどいだけだ。

 オレは軽いぜんそくを幼い頃から患わっている。

多分、それでしんどいんだ。

フラフラは過呼吸なだけだ。

よし、クールになれkei。

 オレはペースを遅め、軽く深呼吸をする。

何となく楽になった。

肌寒い風が逆に頭を冷ましてくれたからかもしれない。

何事もなく家に辿りついた。

熱を測るが35度台だった。

ちょっと呼吸を調整すれば、なんてことはないなと実感する。

彼女に病原菌を移した可能性はなさそうだ。


 風呂に入る。

手がこれでもかというほど赤くなった。

ピリピリして手足が痛い。

しかし、次第にそれも慣れ、少し後悔の念が溢れ始める。

彼女をからかい過ぎた気がした。

悪い癖なので直したい、とは思う。

 しかし、彼女の天然さは最高だった。

オレの頭の引き出しが足りなくなるのではないかと思う。

あぁ、また悪い癖が出たな。

どうにか機嫌を損ねないようにしよう。



一日にいっぱい話しをすると、眠くなるのが早いのは何故だろうか。

学校があるので、早急に眠ろうと思う。

心理テストするお( ^ω^)

メール文から分かる性格診断

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