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企画モノ

企画内容

ともかく斬る。

 オレの手元にせっかく刀があるのだから、何か斬らなくては勿体無い。

今までずっと机の横で封印されていたが、これでは宝の持ち腐れだ。

正宗(刀の名前@仮称)だって泣いているぞ。

刀は斬るためにあるのだ。

ならばオレは正宗の力を最大限まで引き出そうじゃないか。


以下、アホ臭い小説風。

あとグラフィックはロクヨン並(いや、スーファミかも)。



 オレは正宗を握った。

ずしりとくる刀の重さ。

この重さがなんとも心地いい。

その重さに逆わらぬように、オレは正宗を鞘から抜いた。



この刀を持っていると例え、フェンスの上でも走れるがする。

 オレは刀から何か不穏な妖気を感じながらも、フェンスから飛び降りた。

地面という安定した大地の上で、しばらく素振りを繰り返す。

正宗の脈動が伝わるようだ。

 オレは無償に何かを斬りたい衝動に駆られた。

何か斬れるものはないか。

斬れそうなもの・・・人、動物、植物。

人を斬ってみたい。

時代劇のように血が噴出すのだろうか。

だが、オレの中の少しの理性が、生き物はダメだと釘を刺す。

だからオレは植物を斬ることにした。 

「植物だって生きてるんだ」とかいう決まり文句は無視する。

 正宗の脈動を体で感じ、心臓の鼓動で意識を集中させ―――そして、一気に振りぬく。

 スパッという音がした。

植物はオレに斬った感触を味わわせることなく、いとも容易く斬れてしまった。

これではダメだ。物足りない。

 オレは別の標的を探した。

生き物でもなく、柔らかくもなく、斬り応えがあるもの・・・。

 少し歩くと柱を見つけた。

建物の駐車場の支えのようだが、2、3本斬ったところで、建物が壊れるわけはないだろう。

オレは柱に狙いを定める。

 鞘は既に抜いてある。

柱は堅そうだ。

両手で振りぬかないと正宗が折れてしまうかもれない。

オレは植物の時より意識を集中する。

そして、抜いた。



刀と柱がぶつかり、火花が見えた。

刀筋が赤いのは火花だ。加工じゃねぇ(強調)。

 オレは柱に負けることなく、刀を振り抜き通せた。

柱は植物と違って、斬った感触がして、気持ちがよかった。

 オレは続け様に他の柱も斬ってみる。



横一線。

恐ろしいくらいまっすぐに斬れた。

この斬れ味なら片手でも斬れるのではないだろうか。

オレは逆手持ちに切り替えて、柱を一本斬った。



思った通りだ。

片手でも斬れる。

このくらいの“柔らかさ”なら、この柔らかい柱で支えられている建物ごと、斬り壊すことができるかもしれない。

 オレは自分の可能性を確かめてみたくなった。

建物には大勢の人が仕事をしているだろう。

もしかしたら、大勢の人の命を失わせることになるかもしれない。

だが、是に腹は変えられない。

オレが証明するのだ。

ルパン3世の五右衛門(刀で何でも斬っちゃうあの人)は現代でも存在するということを。

 オレは居あい抜きの構えをとる。



居あい抜きとは本来、相手に間合いを測らせないようにするためのものらしいが、そんなことはオレの知っちゃことじゃない。

オレがこの構えを選んだ理由は、一番力が入るがするからだ。

 力を溜めて、息を整え、建物の方を凝視しながら、オレは刀を振り抜いた。



斬!



鉄!



剣!!!

 建物はオレの刀筋の火花(強調)で赤くなりながらも、未だにその原型を保っている。

斬りが甘かったのだろうか。

建物は刀筋を残しながらも、壊れる気配がまるでしない。



何故だろうか。

まさか、刀なのに、剣とかほざいのがまずかったのだろうか。

『斬鉄剣』は技名なんだが。

五右衛門のは普通に名前だけど。

 オレは、刀を鞘にしまうことを考えた。

用もないのに、いつまでも剥き出しは無様だ。

オレは型に沿って、刀身を鞘に流し込んでいく。

 そこで、オレは気付いた。

そうか。

そういうことだったのか。

 オレは何故ビルが壊れないのかを理解した。

オレは流し込んでいた刀身を少しだけ止め、云う。



「また、つまらぬ物を・・・」



カチン

「斬ってしまった」

 次の瞬間、かろうじて原型をとどめていた建物からゴゴゴゴという何かが起こりそうなイヤな音が聞こえた。

そして、震度5くらいの地震が起き、立っていることもままならなくなる。

 数秒後、地震が収まった。

オレは建物の方向を見る。



なんと、建物は壊れることなく、下にスライドされて、現状を維持していた。

 オレは斬り壊すつもりで、刀を抜いた。

しかし壊れなかった。

そういえば、昔、ハットリ君(藤子プロ)が刀で冷蔵庫の中のものを斬っていた時、こんにゃくだけ斬れなかったことがあった。

それと同じことだろうか。

オレも修行が足りないらしい。

警察が来る前にとっととトンズラしよう。

あぁ、次は何を斬り壊そうか。




嗚呼、なんてバカらしいのだろうか(笑)

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